潮吹きするとトイレが近くなる…セックスで起こりがちな膀胱炎を防ぐためのポイント5つ
- 「セックスすると膀胱炎になってしまう…」
- 「膀胱炎を繰り返すのはなぜ?」
- 「潮吹きするとトイレが近くなるって本当?」
セックス後に尿トラブルを抱える女性は意外に多いと言われています。
女性はとくに身体の構造上、膀胱炎になりやすいため注意が必要です。
今回は、セックスや潮吹きによって尿トラブルになってしまう原因と対策方法を紹介します。
セックスライフを楽しむためにも、女性には知っておいてほしい知識がいっぱい。
膀胱炎や頻尿などに悩む女性はぜひ参考にしてくださいね!
セックスで膀胱炎になってしまうのはなぜ?
女性によっては、セックスの度に膀胱炎になってしまう人もいます。
それくらい女性にとって膀胱炎はポピュラーな病気です。
まずは膀胱炎の知識と、膀胱炎になる原因を知っておきましょう。
そもそも膀胱炎とは?
膀胱炎には種類がありますが、セックスが原因でなってしまうのは「急性膀胱炎」と言われます。
そもそも膀胱炎とは、菌やウイルスの繁殖によって膀胱に炎症を起こしてしまうもの。
通常は菌やウイルスが入ってきても、免疫機能が働いて尿と一緒に排出されます。
しかし、免疫が落ちているときや尿を我慢しすぎると、排出されずに膀胱に溜まってしまうことも。
膀胱炎になると
- 頻尿
- 残尿感
- おしっこ時の痛み
- 血尿
などの症状が現れます。
膀胱炎を経験したことがありますが…
残尿感が本当に辛い!
おしっこするときに、尿道にヒリヒリした痛みを感じたら膀胱炎かもしれません。
性病との関係は?
セックスで膀胱炎になることはありますが、膀胱炎自体は性病ではありません。
ただし、クラミジアや淋病など性病によっては、膀胱炎に似た症状が起こることも。
セックス後に膀胱炎の症状が現れたら、必ず医療機関を受診しましょう。
セックスで膀胱炎になる原因
セックスでは、尿道や性器、肛門に触れることがありますよね。
女性の場合は全てが近くにあり、性器や肛門に付いていた菌が尿道に入り込んでしまうことも。
また、
- 手や身体に付いていた菌が入ってしまう
- 不衛生な場所でのセックスで膀胱炎になってしまう
というケースも多くあります。
女性は男性に比べて尿道が短いため、菌やウイルスが膀胱に入りやすいんです。
男性の中には、性器や肛門に触ったあとに平気で尿道あたりを触る人もいるので注意が必要。
セックスで膀胱炎になったときの症状
セックスで膀胱炎になってしまったときの症状は以下のとおりです。
- 短い間隔でトイレに行きたくなる(頻尿)
- おしっこの量が少ない
- 残尿感がある
- おしっこするときにピリピリした痛みがある
- 血尿や白い尿が出る
- おしっこの臭いがキツい
- 腹痛やお腹の違和感を感じる
上記のような症状が出た場合は、膀胱炎かもしれません。
似たような症状が出る性病もあるため、泌尿器科や婦人科を受診しましょう。
潮吹きのせいで頻尿・膀胱炎になることはない
潮吹きをすると、トイレが近くなったり膀胱炎になったりすることがある…と言う人もいます。
しかし、潮吹きが原因で頻尿や膀胱炎になる心配はほとんどありません。
潮吹きのメカニズムや成分は、まだ医学的にはっきりと分かっていない部分も多いですが、尿トラブルにつながる可能性は低いでしょう。
ただし、おしっこを我慢しすぎると膀胱炎になりやすいと言われています。
一般的にトイレにすぐ行けない職業に就いている女性(看護士や美容師など)は、職業病に膀胱炎を挙げることも。
セックス中やセックス後におしっこを我慢しすぎるのはNGです。
セックスで起こりがちな膀胱炎を防ぐポイント5つ!
女性によってはセックスの度に膀胱炎になる人もいます。
女性は男性に比べて膀胱炎になりやすいと言われているため、予防しておくことが大切!
ここでは、セックスで膀胱炎にならないための対策を紹介します。
1.セックス前に手と身体を清潔にする
膀胱炎は不衛生な環境でのセックスや、手や身体に付いた菌やウイルスによってかかりやすくなります。
セックス前には必ず、相手も自分もシャワーを浴びて手を洗いましょう。
オーラルセックスをするときはうがいをしておくのも忘れずに。
できるだけ清潔な環境でセックスするように心がけてください。
筆者の友人は海や野外でのセックスが原因で膀胱炎になったそう…。
2.セックス前後で水分補給をする
多少の菌やウイルスが入り込んでしまっても、免疫があればおしっこと一緒に流されます。
セックスでは愛液が分泌されるため、事前に水分補給をしておくのがおすすめ!
しっかり水分を取っておくことで、濡れやすくなり、さらにセックス後におしっこで菌やウイルスを流せます。
3.セックス後にシャワー&おしっこをする
セックス後は疲れてそのまま眠ってしまいたくなるものですよね。
しかし、膀胱炎に悩まされたくないなら軽くシャワーを浴びるのがおすすめです。
女性器の周りをサッと洗い流すだけでもOKです。
シャワーの前にトイレに行っておくと、中に入り込んだ菌やウイルスを流せます。
セックス後は、積極的に水分補給をして尿を出しておくと膀胱炎のリスクを減らせますよ!
4.生理中や体調不良のときはセックスしない
疲れているときや、ストレスが溜まっているときなど体調が悪いときのセックスはNG!
免疫機能が低下していると、おしっこをしても菌やウイルスがきちんと流れないかもしれません。
流されなかった菌やウイルスは、膀胱で繁殖し、膀胱炎を引き起こします。
また、生理中のセックスも膀胱炎のリスクが高いためNGです。
生理中の女性器周辺はとてもデリケートになっているので、セックスしなくても膀胱炎になるリスクが高いとされています。
5.指サックを使用する
セックスの度に膀胱炎になってしまう人や、セックス後に頻繁に膀胱炎になる人は、指用のコンドームを使用してみてはいかがでしょうか。
ラブグッズには、指用のサックが販売されています。
菌やウイルスの侵入を防ぐためにもパートナーにお願いしてみるのも良いでしょう。
また、乱暴にしないようにお願いしたり、膀胱炎になってしまうことを話しておいたりするのもおすすめです。
セックス中に尿意を感じてしまう原因
女性の中には、セックス中におしっこに行きたくなってしまう人も多いのでは?
我慢できないくらいトイレに行きたい!なんて思うことも。
セックス中におしっこに行きたくなるのは、そんなに不思議なことではありません。
その原因を見ていきましょう。
膀胱が刺激される
セックスでおしっこに行きたくなってしまう人は、セックス前にトイレに行っておくのがおすすめです。
セックスでの指やペニスによる刺激が、膀胱を刺激しおしっこに行きたくなることがあります。
女性は尿道と膣・膀胱が近いため、膣内への刺激が直接膀胱や尿道への刺激となることも。
ある程度膀胱に尿が溜まっている状態だと少しの刺激でトイレに行きたくなってしまうでしょう。
膣内が乾燥している
膣内が乾燥していると、尿道への刺激が強くなると言われています。
尿道を刺激されるとおしっこに行きたくなってしまうため、濡れにくい女性はローションなど潤滑剤を活用すると良いでしょう。
もちろん身体に安全なローションを選んでくださいね。
潮吹きしそうになっている
潮吹きはGスポットを刺激することで起こる現象です。
Gスポットは感じていると膨らむ特徴があり、刺激を続けることで尿道を圧迫し、尿意をもよおすのだとか。
このときの尿意は、潮吹きの前兆とも言われており、実際におしっこが出ることはほとんどありません。
我慢せずに出してみると潮吹きできる可能性が高いですね。
セックス中の尿意を減らす方法
- 「セックス中にしょっちゅうトイレに行きたくなることで、行為に集中できない…」
- 「セックス中の尿意をなんとかしたい!」
セックス中に尿意を感じたくないなら、尿意のコントロールが必要です。
コントロールできる方法を紹介します!
違う体位を試してみる
女性の身体は、性器と尿道・膀胱が近くにある構造のため、性器への刺激で尿意を感じることはよくあります。
とくに奥深くにペニスやおもちゃが入る体位は膀胱を刺激しやすいそうです。
バックや、腰を浮かせた状態での正常位などが当てはまります。
違う体位を試してみると、セックス中の尿意から開放されるかもしれません。
利尿作用のある水分を避ける
カフェインや緑茶など、利尿作用があるとされている水分の摂取を控えてみましょう。
日頃からトイレが近くて困っている女性にもおすすめです。
骨盤底筋を鍛える
骨盤底筋が緩んでいると、ちょっとしたことで尿もれを起こすことも。
若い女性でも、笑ったりくしゃみや咳をしたときに尿もれが起こることはあります。
ほとんどが、骨盤底筋が弱いことが原因です。
骨盤底筋を鍛えるエクササイズを日常に取り入れるのがおすすめ!
尿漏れを防ぐことはもちろん、膣の締まりもよくなりますよ。
セックスが原因で膀胱炎になってしまったら?
セックスが原因で膀胱炎になってしまったら、まずは医療機関を受診してください。
膀胱炎はきちんとお薬を飲んでいれば治ります。
泌尿器科・婦人科などを受診する
膀胱炎の症状が出たら、泌尿器科・婦人科を受診しましょう。
女性ならかかりつけの婦人科やレディースクリニックがおすすめです。
ほとんどの場合、菌やウイルスを駆除するお薬が処方されます。
膀胱炎を繰り返す女性の中には、自己判断でお薬をやめたり始めたりする人がいます。
完治まで期間がかかったり、膀胱炎になりやすい身体になってしまったりする可能性があるためおすすめしません。
処方された分はしっかり飲みきりましょう。
治療中はセックスを控える
膀胱炎の治療中はセックスを控えるのがおすすめです。
セックスでの刺激によって症状が悪化したり、治りにくくなってしまったりすることも。
パートナーに話して、治療中は我慢しておきましょう。
放置は厳禁!重症化する可能性がある
膀胱炎を放置すると、菌やウイルスが腎臓まで入り込んでしまう可能性があります。
腎臓系の疾患を引き起こし、重症化する場合があるため必ず治療してください。
また、膀胱炎に似た性病だった場合、放置することで悪化したり不妊症などになったりすることも…。
セックスが原因で起こる違和感は、放置しないようにしてくださいね。
膀胱炎の症状はまあまあ耐え難いので、我慢せずにお医者さんに診てもらおう!
セックス前・セックス後のケアで膀胱炎を防ごう!
膀胱炎は女性にとっては比較的ポピュラーな病気ですよね。
一度はかかったことがある…という女性は多いのではないでしょうか。
セックスには性病以外にも、膀胱炎のリスクがあるということがわかりました。
女性が防ぐことも大切ですが、パートナーに理解してもらうことも大切です。
女性の性器周辺はとてもデリケートであることを知っておいてもらいましょう。